クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ！オトナ帝国の逆襲

さて、こちらはクレヨンしんちゃんでも評価がとても高い映画
以前視聴したことはあるのですがふと見直してみて改めて良いなぁと思ったので感想でも


まずこの作品のいいところは過去は良かったってところで終わっていない部分ですね
序盤の昭和な雰囲気なんかは私は体験したことがないんですが

なんというかとっても懐かしくなってあの世界に行ってしまいたくなるんですよね
２０世紀博という場所も実際あったら面白そうでそういった設定がとても面白いものが多かったですね


でも最終的にはその良いと思っていた過去に浸るのではなく家族と一緒にいたいから、大人になりたいから未来を生きることを選ぶって言う流れになるのが良いなぁと感じました

まぁケンやチャコが言っているように今の社会に絶望して過去に戻りたいって思っている人は多いだろうなぁとは思います
でもそう思ってるんじゃダメなんだろうなぁ


あとは序盤中盤のギャグはさえていて相変わらず面白かったですね
特にバーで色々となりきる皆とか
（ネネちゃんは本当に５歳児なのだろうか・・・・）
バスでの攻防線も面白かったです

そして大人が子供のようになるってのも良かった
子供にとっては本当に怖いですよねあの状況、無邪気な大人の図がとってもシュールでした

みさえやひろしが大人げなかった分しんちゃんがお兄ちゃんとして頑張ってたなぁ
ひろしサンと魔法使いみさりんな２人の痛いっぷりも面白かったし

あとは万博や昔の世界の描写なんかが凝ってて良かったですね
今回のネタである匂いというのが伝わってきそうな雰囲気でとっても良かったです
作中に昔の小ネタや音楽なんかも使ってましたしね


それと後半のひろしの回想としんちゃんの階段駆け上がりは名シーンとして有名ですがこれは本当に良いです
特にしんちゃんの場面は音楽も素晴らしく後半は良いシーンだらけだなぁ
家族の絆とか未来についてとか色々と考えさせられてしまいます

私はこの映画上映当時の評判はまったく知らず
（嵐を呼ぶジャングルは子供会かなんかので見たんだけどなぁ）

後々の評判を知って後で見たのですが、ある程度年齢を重ねないとやっぱり分からない部分はあるかなぁと思います
（戦国大合戦よりはまだ子供向けだとはおもいますけど）

名作ですが大人に対してはまだ知名度少ないのでぜひ多くの人に見てもらいたい作品ですね