2012.02.28
悪女(わる) 全37巻 深見じゅん
さて、こちらも大分昔の漫画です
1992年にドラマ化もされた作品
といってもその頃私は幼稚園ぐらいだしまったく記憶にないですがヒロインを石田ひかりがやっていたらしい
あらすじとしては
落ちこぼれの新入社員・田中麻理鈴は、社内で偶然会った男性社員に一目惚れし、イニシャルT・Oを手がかりにその男性社員を探し始める。同時に、同じ職場の先輩・峰岸から出世するための指導を受け、麻理鈴はさまざまな部署やプロジェクトチームへ次々と異動。行く先々の職場で、学歴や性別での偏見やいじめ、仕事上の困難な課題に遭遇する。しかし、まだ見ぬ恋の相手T・Oさんへの想いを支えに、持ち前の根性と明るさで真正面から立ち向かう。そんな彼女の熱意は、出会った上司や同僚、周囲の人々に影響を与え、彼女自身も成長していく。やがて、同じプロジェクトのチーフ・小野の情報で、T・Oさんは田村収という社員だとわかる。麻理鈴は、田村への想いをその胸に大切に抱きながら、彼にふさわしい女性になりたいと懸命に仕事に取り組んでいく。
というwikiからですw
コミックスとしては全37巻という大長編ですがぐいぐい引っ張っていくお話ですぐ読めてしまいました
コネ入社で窓際族の麻理鈴が会社で出世していく成長モノですね
まぁ少女マンガ風味もあってありえない部分もあるし
麻理鈴のキャラが結構ぶっとんでる部分もあるのですが、それでも面白かったです
麻理鈴は中学生か!?ってくらいの純粋な想いをもってるんでときどきオイオイと突っ込みたくなるというかw
まぁ実際彼女はやる気とT・Oさんへの想いがなきゃダメダメ社員な感じでしたからね
でも彼女のめげない前向きさと明るさ、T・Oさんへの揺るがない恋心には感心させられるというか、読んでて元気になれる作品だと思います
あと興味深かったのがこれバブル期からバブルがはじけたあたりが時代なんですよね
なんで今の時代で働いている身としては新鮮だったりします
今はコネ入社でコピーとお茶汲みの事務女子社員なんて正社員じゃ絶対とらないだろうし
(この作品だと契約社員とか派遣とか全然出てこないもんなぁ・・・)
お嬢様社員の会員クラブとかああ、この時代は金があったんだなぁと読んでてしみじみ感じました
あとはパソコンの描写なんかもこの時代だと今とは違う印象ですね
そして女性が出世することに対しての描写も時代を感じました
この作品だと優秀な女性がいても男性のように出世できない苦しみが結構でてきます
まぁ今も女性が出世しづらい世の中ではありますけど、この時代とは大分変わったような印象ですね
というか今の若者は就職できないから男性でも一般職うけたりする時代ですし
男女というよりも働くこと自体の意味が変わってきているかもしれません
あとはキャラもかなり多い作品ですね
この人の絵は凄く上手ってわけではないんですが
37巻もあって全然絵が変化しなくて見やすかったし、若い人もおっさんもきちんとかけてて読みやすかったですね
麻理鈴がブス扱いなのは個人的に納得いかなかったけどw(美人ではないと思う)
個人的には終盤駆け足に感じてしまったのは残念かも
峰岸さんの過去のゴタゴタも匂わすだけではなくてきちんと知りたかったな・・・・と
最後は急に恋人が出来てたし・・・
あと初期のキャラがもっと終盤再登場してくれてもよかったのになぁ
この作品で気になったのは結婚=幸せな描写が多かったこと
まぁ嫌な上司も家庭は素敵ってのはよいんですがそれ以外のすさんだ家庭が出てこなかったのは気になりました
(少女マンガの雰囲気だし、悪い人はでてこない作品なんでそれはそれでよいとも思いますけどね)
あとは結婚後の女性の働き方についてはほぼ言及がなかったこと
そういう女性のための会社は作ってましたけど、実際に主要キャラで結婚後も働いて子育ての苦労があってとかの話は出てこなかったのでそこは少し残念でした
恋愛関係に関しては王子様であるT・Oさんとどうなるのかなってのはずっと気になっていましたが
結末としてはアレでよかったかなと思います
麻理鈴の目標は彼に認められる人になりたいってところまで成長したし、あくまでもT・Oさんじゃなきゃダメだったんですよね
もうちょっと彼自体の描写はあってもよかったと思いますけど
個人的には麻理鈴に一番関わってきて成長もした小野さんがよいキャラでしたけどね
終盤の展開でおお!とも思いましたが・・・・・
ということで一人のダメOLの成長サクセスストーリーものとして面白い作品でした
そういやBE・LOVEってちはやふるの掲載紙だなと思っていましたがラインナップをみるとちはやが浮いているように感じてしまうw
1992年にドラマ化もされた作品
といってもその頃私は幼稚園ぐらいだしまったく記憶にないですがヒロインを石田ひかりがやっていたらしい
あらすじとしては
落ちこぼれの新入社員・田中麻理鈴は、社内で偶然会った男性社員に一目惚れし、イニシャルT・Oを手がかりにその男性社員を探し始める。同時に、同じ職場の先輩・峰岸から出世するための指導を受け、麻理鈴はさまざまな部署やプロジェクトチームへ次々と異動。行く先々の職場で、学歴や性別での偏見やいじめ、仕事上の困難な課題に遭遇する。しかし、まだ見ぬ恋の相手T・Oさんへの想いを支えに、持ち前の根性と明るさで真正面から立ち向かう。そんな彼女の熱意は、出会った上司や同僚、周囲の人々に影響を与え、彼女自身も成長していく。やがて、同じプロジェクトのチーフ・小野の情報で、T・Oさんは田村収という社員だとわかる。麻理鈴は、田村への想いをその胸に大切に抱きながら、彼にふさわしい女性になりたいと懸命に仕事に取り組んでいく。
というwikiからですw
コミックスとしては全37巻という大長編ですがぐいぐい引っ張っていくお話ですぐ読めてしまいました
コネ入社で窓際族の麻理鈴が会社で出世していく成長モノですね
まぁ少女マンガ風味もあってありえない部分もあるし
麻理鈴のキャラが結構ぶっとんでる部分もあるのですが、それでも面白かったです
麻理鈴は中学生か!?ってくらいの純粋な想いをもってるんでときどきオイオイと突っ込みたくなるというかw
まぁ実際彼女はやる気とT・Oさんへの想いがなきゃダメダメ社員な感じでしたからね
でも彼女のめげない前向きさと明るさ、T・Oさんへの揺るがない恋心には感心させられるというか、読んでて元気になれる作品だと思います
あと興味深かったのがこれバブル期からバブルがはじけたあたりが時代なんですよね
なんで今の時代で働いている身としては新鮮だったりします
今はコネ入社でコピーとお茶汲みの事務女子社員なんて正社員じゃ絶対とらないだろうし
(この作品だと契約社員とか派遣とか全然出てこないもんなぁ・・・)
お嬢様社員の会員クラブとかああ、この時代は金があったんだなぁと読んでてしみじみ感じました
あとはパソコンの描写なんかもこの時代だと今とは違う印象ですね
そして女性が出世することに対しての描写も時代を感じました
この作品だと優秀な女性がいても男性のように出世できない苦しみが結構でてきます
まぁ今も女性が出世しづらい世の中ではありますけど、この時代とは大分変わったような印象ですね
というか今の若者は就職できないから男性でも一般職うけたりする時代ですし
男女というよりも働くこと自体の意味が変わってきているかもしれません
あとはキャラもかなり多い作品ですね
この人の絵は凄く上手ってわけではないんですが
37巻もあって全然絵が変化しなくて見やすかったし、若い人もおっさんもきちんとかけてて読みやすかったですね
麻理鈴がブス扱いなのは個人的に納得いかなかったけどw(美人ではないと思う)
個人的には終盤駆け足に感じてしまったのは残念かも
峰岸さんの過去のゴタゴタも匂わすだけではなくてきちんと知りたかったな・・・・と
最後は急に恋人が出来てたし・・・
あと初期のキャラがもっと終盤再登場してくれてもよかったのになぁ
この作品で気になったのは結婚=幸せな描写が多かったこと
まぁ嫌な上司も家庭は素敵ってのはよいんですがそれ以外のすさんだ家庭が出てこなかったのは気になりました
(少女マンガの雰囲気だし、悪い人はでてこない作品なんでそれはそれでよいとも思いますけどね)
あとは結婚後の女性の働き方についてはほぼ言及がなかったこと
そういう女性のための会社は作ってましたけど、実際に主要キャラで結婚後も働いて子育ての苦労があってとかの話は出てこなかったのでそこは少し残念でした
恋愛関係に関しては王子様であるT・Oさんとどうなるのかなってのはずっと気になっていましたが
結末としてはアレでよかったかなと思います
麻理鈴の目標は彼に認められる人になりたいってところまで成長したし、あくまでもT・Oさんじゃなきゃダメだったんですよね
もうちょっと彼自体の描写はあってもよかったと思いますけど
個人的には麻理鈴に一番関わってきて成長もした小野さんがよいキャラでしたけどね
終盤の展開でおお!とも思いましたが・・・・・
ということで一人のダメOLの成長サクセスストーリーものとして面白い作品でした
そういやBE・LOVEってちはやふるの掲載紙だなと思っていましたがラインナップをみるとちはやが浮いているように感じてしまうw
- 関連記事
-
- 「あかく咲く声」 「緋色の椅子」 緑川ゆき
- トーマの心臓 萩尾望都
- 悪女(わる) 全37巻 深見じゅん
- 「スケバン刑事」 和田慎二
- 「朱鷺色三角」「パッション・パレード」 樹なつみ
スポンサーサイト