2012.07.07
未来戦隊タイムレンジャー 全51話
さて、スーパー戦隊シリーズ第24作
20世紀最後の戦隊であり仮面ライダークウガと同時期の放送でしたね
戦隊シリーズの中でもかなりのシリアス作品
後半の展開はハッキリ言って子ども置いてきぼり状態すぎて正直戦隊ヒーロー作品としてはどうなんだ?と思わなくもない
でも作品としては面白かったし名作でした
ある程度の年齢になってからじゃないと楽しめない感じがしますが
そもそも私は今までまともにスーパー戦隊シリーズを全話見たことがありませんでした
(数話途中を見たり、みなくなったりはありましたけど)
そのため初めて最後まで見た作品です
そして初めてまともに見た小林脚本作品だったりします
(キャシャーンやシャナもまともに最後までみなかったからなぁ)
お話としては犯罪者を追って3000年の未来からやってきた未来人の4人と偶然居合わせた現代の人間が出会うことから始まります
犯罪者を全員捕まえて未来にかえるのが目的ですね
まず特殊だと思ったのが敵の設定
そもそも犯罪者であってもタイムレンジャーには彼らを殺す権利がないんですよね
そのため圧縮冷凍するだけで作中で犯罪者を殺すことはないんですよね
(犯罪者も悪人ばっかりでもなかったし)
また、敵であるロンダースファミリーも基本的に金好きなマフィアであり
無益な破壊や殺生は好みません
どうやってより多くのお金を手に入れられるかを考えるちょっと変わった敵組織でした
まぁだからこそ後半の展開に生きたんでしょうね
個人的にドルネロは悪人なんですがファミリーには何だかんだいって甘いし
芯が通っている部分もあって嫌いじゃなかったですね
幼馴染をファミリーの結束のために圧縮冷凍にする話は彼の人となりが分かる話で好きでしたね
ギエンとの関係はなんともいえないですが
朝から人体改造で精神的に壊れちゃった敵とか出してきてたのはようやったなと思います
そしてタイムレンジャーのメンバー
ファイヤーも含めてみんなしっかりキャラが立ってて良かったですね
大企業の一人息子という重圧を抱える竜也、家族を殺された過去をもつユウリ、治ることのない病にかかっているアヤセ、人一番未来に帰りたがっていたドモン、宇宙人として今まで人とあまり関わってこなかったシオン
あとは竜也との対をなす権力を望む直人
どのキャラも良くて嫌いな登場人物はいなかったですね
あとは1年通してしっかり各々の心理描写をしてくれたのもとても良かった
ホナミちゃんに関しては最初恋愛の相手役としてはどうなんだろう・・・?とは思ってしまいましたが
個人的に好きだったのは直人
というかタイムファイヤーがカッコイイ!!
なぜか分からんけど変身のときに帽子毎回ふっとばすところとかwあの挿入歌とか!
あとVレックスもギミック込みでかっこよかった
(逆にタイムロボは・・・・・何も言うまい)
でも追加戦士で最後まで第三勢力って珍しい気がします
だいたい最初は反目してても仲間に~というイメージだったので
協力することはあってもあくまで別組織のままだったのは印象的でしたね
そしてこの作品手無駄な描写が少ないんですよね
井上脚本ギャグ回とかはある意味ぶっ飛んでて楽しかったですけどww
(この人はある意味本当にブレないと思う・・・・)
シティーガーディアンズにしても終盤の流れにしても今までの積み重ねがしっかりあって後半にいけばいくほど盛り上がった作品でした
逆に初期は落ち着いた作風で爆発的な面白さはなかったかもしれないですけど
特に直人登場後は見逃せない本筋話が多くて面白かったですね
こういう1年物だと捨て回みたいなのが多くなる印象なので
あとやっぱりマスク割れはロマン
恋愛模様もドモンとホナミちゃんはかなり丁寧に描いてましたね
抱きつくまでが朝番組の限界ですが
でも最終回のアレは・・・・アリなのだろうか?ドモンそれでいいんか?とは突っ込みたかったけど
逆に竜也とユウリは意識し始めの描写はもう少しちゃんと見たかったかな
いや、ユウリが自分の弱さを吐露しだしたあたりで大分惹かれていたんでしょうけど
最終回での告白と抱擁は凄い好きでした
もっと2人がラブラブしてるところも見たかったですけどね
ということで一つの作品としてはかなりしっかりしているし、戦隊のお約束についてはできるだけ論理的に設定をつけていて見やすい作品でしたね
パワーアップ商品にしてもしっかり本筋と絡めた出し方で無理がないものばかりでしたし
新アイテムじゃなくてそれが登場するまでの話の展開で魅せるような作品でした
と、素晴らしい作品なんですが気になる部分も
まず子供向けのスーパー戦隊シリーズとしてはどうなんだ?という部分
まぁ実際玩具売り上げはダメダメだったみたいですが・・・・
(反動でガオレンジャーはかなり明るい作風になったようですね)
OPもかっこよくて私がこの作品を見たいと思った理由なんですが
あれは子どもには歌えないですよね・・・・唯一の女性ソロボーカル曲ですし
あとはドラマ重視のために戦闘シーンは地味でしたね
というか戦隊のフォーマットの戦いと巨大ロボを組み込みながらどれだけ人間ドラマを描けるかに挑戦していたような気がします
(ここらへんはクウガと似通った部分かもしれません)
タイムロボの3段変形もそこまで生かせていたか?と疑問な部分もあるし
敵も世界制服ではなく金儲け、勝負も勝って圧縮冷凍
地に足が着いた作品だったからこそ戦いの部分ではこじんまりとしていた印象
最終回の戦闘シーンがこの作品をよくあらわしているかも
敵との物理的な戦いではなく自分や運命との戦いのほうが最後はフューチャーされてましたからね
ということで世界を救うお話なんですが終盤はそれよりも個人に焦点が当たりすぎてた気はしますね
あとラストについてはちょっとずるいですよね
まぁ20世紀の消滅が30世紀の未来をどう変えるかもリュウヤ隊長の見た未来でしかないですからね
決められた未来であってもあがこうと進み続けた竜也たちのおかげでまた違った未来があるのかもしれない
というか未来が結局3回ぐらい変わったりしてるし終盤は大人でも頭使うのに子どもはサッパリだろうな
いや、怒涛の展開で熱かったんですけどね
最後のお別れシーンは良かったですね
正直後半は怒涛の展開で最終回なんかはもう1話ぐらいあっても良かったのでは思います
かなり濃い内容だったので
あと最後はまさかの今までの戦隊おさらいとガオレンジャーへのバトンタッチでしたが
ある意味一番子ども番組向けっぽい内容だったかも
あのラストからこの話があったから逆にクッションになったかもしれません
みんなの解説とか面白かったし、シオンはキャラぶれすぎな気がしましたが・・・ww
ということで何だかんだいって戦隊シリーズでここまでやりたいようにやりきったのは凄いですし、名作でした
見たいと思っていた作品を最後まで楽しく見ることが出来てよかったですね
東映は無料で配信してくれて本当にありがたいです
次はカーレンジャーとデカレンジャーあたりが見たいですね
20世紀最後の戦隊であり仮面ライダークウガと同時期の放送でしたね
戦隊シリーズの中でもかなりのシリアス作品
後半の展開はハッキリ言って子ども置いてきぼり状態すぎて正直戦隊ヒーロー作品としてはどうなんだ?と思わなくもない
でも作品としては面白かったし名作でした
ある程度の年齢になってからじゃないと楽しめない感じがしますが
そもそも私は今までまともにスーパー戦隊シリーズを全話見たことがありませんでした
(数話途中を見たり、みなくなったりはありましたけど)
そのため初めて最後まで見た作品です
そして初めてまともに見た小林脚本作品だったりします
(キャシャーンやシャナもまともに最後までみなかったからなぁ)
お話としては犯罪者を追って3000年の未来からやってきた未来人の4人と偶然居合わせた現代の人間が出会うことから始まります
犯罪者を全員捕まえて未来にかえるのが目的ですね
まず特殊だと思ったのが敵の設定
そもそも犯罪者であってもタイムレンジャーには彼らを殺す権利がないんですよね
そのため圧縮冷凍するだけで作中で犯罪者を殺すことはないんですよね
(犯罪者も悪人ばっかりでもなかったし)
また、敵であるロンダースファミリーも基本的に金好きなマフィアであり
無益な破壊や殺生は好みません
どうやってより多くのお金を手に入れられるかを考えるちょっと変わった敵組織でした
まぁだからこそ後半の展開に生きたんでしょうね
個人的にドルネロは悪人なんですがファミリーには何だかんだいって甘いし
芯が通っている部分もあって嫌いじゃなかったですね
幼馴染をファミリーの結束のために圧縮冷凍にする話は彼の人となりが分かる話で好きでしたね
ギエンとの関係はなんともいえないですが
朝から人体改造で精神的に壊れちゃった敵とか出してきてたのはようやったなと思います
そしてタイムレンジャーのメンバー
ファイヤーも含めてみんなしっかりキャラが立ってて良かったですね
大企業の一人息子という重圧を抱える竜也、家族を殺された過去をもつユウリ、治ることのない病にかかっているアヤセ、人一番未来に帰りたがっていたドモン、宇宙人として今まで人とあまり関わってこなかったシオン
あとは竜也との対をなす権力を望む直人
どのキャラも良くて嫌いな登場人物はいなかったですね
あとは1年通してしっかり各々の心理描写をしてくれたのもとても良かった
ホナミちゃんに関しては最初恋愛の相手役としてはどうなんだろう・・・?とは思ってしまいましたが
個人的に好きだったのは直人
というかタイムファイヤーがカッコイイ!!
なぜか分からんけど変身のときに帽子毎回ふっとばすところとかwあの挿入歌とか!
あとVレックスもギミック込みでかっこよかった
(逆にタイムロボは・・・・・何も言うまい)
でも追加戦士で最後まで第三勢力って珍しい気がします
だいたい最初は反目してても仲間に~というイメージだったので
協力することはあってもあくまで別組織のままだったのは印象的でしたね
そしてこの作品手無駄な描写が少ないんですよね
井上脚本ギャグ回とかはある意味ぶっ飛んでて楽しかったですけどww
(この人はある意味本当にブレないと思う・・・・)
シティーガーディアンズにしても終盤の流れにしても今までの積み重ねがしっかりあって後半にいけばいくほど盛り上がった作品でした
逆に初期は落ち着いた作風で爆発的な面白さはなかったかもしれないですけど
特に直人登場後は見逃せない本筋話が多くて面白かったですね
こういう1年物だと捨て回みたいなのが多くなる印象なので
あとやっぱりマスク割れはロマン
恋愛模様もドモンとホナミちゃんはかなり丁寧に描いてましたね
抱きつくまでが朝番組の限界ですが
でも最終回のアレは・・・・アリなのだろうか?ドモンそれでいいんか?とは突っ込みたかったけど
逆に竜也とユウリは意識し始めの描写はもう少しちゃんと見たかったかな
いや、ユウリが自分の弱さを吐露しだしたあたりで大分惹かれていたんでしょうけど
最終回での告白と抱擁は凄い好きでした
もっと2人がラブラブしてるところも見たかったですけどね
ということで一つの作品としてはかなりしっかりしているし、戦隊のお約束についてはできるだけ論理的に設定をつけていて見やすい作品でしたね
パワーアップ商品にしてもしっかり本筋と絡めた出し方で無理がないものばかりでしたし
新アイテムじゃなくてそれが登場するまでの話の展開で魅せるような作品でした
と、素晴らしい作品なんですが気になる部分も
まず子供向けのスーパー戦隊シリーズとしてはどうなんだ?という部分
まぁ実際玩具売り上げはダメダメだったみたいですが・・・・
(反動でガオレンジャーはかなり明るい作風になったようですね)
OPもかっこよくて私がこの作品を見たいと思った理由なんですが
あれは子どもには歌えないですよね・・・・唯一の女性ソロボーカル曲ですし
あとはドラマ重視のために戦闘シーンは地味でしたね
というか戦隊のフォーマットの戦いと巨大ロボを組み込みながらどれだけ人間ドラマを描けるかに挑戦していたような気がします
(ここらへんはクウガと似通った部分かもしれません)
タイムロボの3段変形もそこまで生かせていたか?と疑問な部分もあるし
敵も世界制服ではなく金儲け、勝負も勝って圧縮冷凍
地に足が着いた作品だったからこそ戦いの部分ではこじんまりとしていた印象
最終回の戦闘シーンがこの作品をよくあらわしているかも
敵との物理的な戦いではなく自分や運命との戦いのほうが最後はフューチャーされてましたからね
ということで世界を救うお話なんですが終盤はそれよりも個人に焦点が当たりすぎてた気はしますね
あとラストについてはちょっとずるいですよね
まぁ20世紀の消滅が30世紀の未来をどう変えるかもリュウヤ隊長の見た未来でしかないですからね
決められた未来であってもあがこうと進み続けた竜也たちのおかげでまた違った未来があるのかもしれない
というか未来が結局3回ぐらい変わったりしてるし終盤は大人でも頭使うのに子どもはサッパリだろうな
いや、怒涛の展開で熱かったんですけどね
最後のお別れシーンは良かったですね
正直後半は怒涛の展開で最終回なんかはもう1話ぐらいあっても良かったのでは思います
かなり濃い内容だったので
あと最後はまさかの今までの戦隊おさらいとガオレンジャーへのバトンタッチでしたが
ある意味一番子ども番組向けっぽい内容だったかも
あのラストからこの話があったから逆にクッションになったかもしれません
みんなの解説とか面白かったし、シオンはキャラぶれすぎな気がしましたが・・・ww
ということで何だかんだいって戦隊シリーズでここまでやりたいようにやりきったのは凄いですし、名作でした
見たいと思っていた作品を最後まで楽しく見ることが出来てよかったですね
東映は無料で配信してくれて本当にありがたいです
次はカーレンジャーとデカレンジャーあたりが見たいですね
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