2012.12.30
「あかく咲く声」 「緋色の椅子」 緑川ゆき
さて、どちらも夏目友人帳で有名になった緑川ゆきさんの初期連載作品です
気になってたので読んで見ました
この方もともと絵が上手ってかたではないですが、初期なので「あかく咲く声」あたりは更にちょっととっつきにくかったです
でも慣れれば気になりませんし、魅せ方は上手いなぁと感じる部分も多かったですね
どちらも面白かったです
この方は感情の表現というか魅せ方が上手いなぁと思います
「あかく咲く声」
まずこのタイトルが好きでしたね
ヒロインの国府が好きになった辛島は特殊な声で人を意のままに動かすことができる
その不思議な魅力のある声をあかく咲く花のように美しいって表現が良かったです
声を色と花であらわすって今まであまりなかったので面白かったんですよね
あと作者も言っていたとおり赤くをひらがなにしたのも良い感じでした
声のせいで人と距離をとっていた辛島に、好きだから一生懸命近づいていこうとする国府が素直に応援できるヒロインでよかったな
あとは辛島自体は作者もいっているように近くにいる人によって色が変わるキャラ
なのでキャラの性格としてはあんまり印象になかったかも?
川島さんや坂本の方がキャラは立ってた感じか
(辛島も良いキャラだと思いますけどね)
でも個人的に好きだったのは怪我をしたとき国府にもらったプレゼントのハンカチを使わず自分の服で拭いた場面かな
彼女のことが思い浮かびつつもあえて一線ひく行為というか
あと終盤の告白シーンあたりは流れも良くて普通にニヤニヤしてましたw
それと後半の川口の話が結構好きでした
大切なものがなかった人と特殊な声をもっている少年との出会い
2人の関係性が優しいものに変わっていくのが良かったかな
個人的にはもっと辛島が国府と付き合うことにしたことによりどういう変化があったかとか
事件関係での変化とか気になったかな
あと国府とのラブラブっぷりを見たかったですねw
もう1巻分ぐらい続きが読みたかった感じです
でも面白かったです
そういえばこの作品ヒロインもヒーローもほとんどのキャラの苗字しかわからないという漫画でしたね
ちょっと珍しく感じました
「緋色の椅子」
こちらは純粋ファンタジーが舞台の作品
ヒロインの幼馴染が実は国王の妾腹の子で、頼まれて王都へ向かったのだが、実際に王として即位したのはまったくの別人だった。
幼馴染の行方を捜すために動き出すヒロインと偽陛下のお話。
こちらももっと色々と細かい話が見たかったかなぁ
作者も描きたりない部分があったようですけど
ルカという少年にであってしまったばっかりに彼のために生きるセツと偽陛下
3人の関係性が結構好きでした
この3人のやりとりが見てみたかったかな
セツの中では完璧だったルカの灰色や黒い面が見えていくのが面白かったかな
まぁ誰が味方で敵かってのも最初は分からなくて面白かったですけど
しかし男勝りでサバサバしたヒロインのセツは結構新鮮でした
何もかもの中心はルカで作者に病んでる気がするとまで書かれてるし
ただくよくよ悩まず行動してくれるキャラなので読みやすかったかな
個人的に最後のルカとセツのやりとりは凄い好きでしたけど
ラストはもう少ししっかり見たかったかな
ヨダカ関連あたりはドロドロしていたし
終盤はちょっと駆け足の展開にも感じました
もっとルカとセツと偽陛下のやりとりが見たかったというか
でも緋色の椅子をめぐるそれぞれのキャラの思いが面白かったです
どちらも個人的には面白かったし読めてよかったです
気になってたので読んで見ました
この方もともと絵が上手ってかたではないですが、初期なので「あかく咲く声」あたりは更にちょっととっつきにくかったです
でも慣れれば気になりませんし、魅せ方は上手いなぁと感じる部分も多かったですね
どちらも面白かったです
この方は感情の表現というか魅せ方が上手いなぁと思います
「あかく咲く声」
まずこのタイトルが好きでしたね
ヒロインの国府が好きになった辛島は特殊な声で人を意のままに動かすことができる
その不思議な魅力のある声をあかく咲く花のように美しいって表現が良かったです
声を色と花であらわすって今まであまりなかったので面白かったんですよね
あと作者も言っていたとおり赤くをひらがなにしたのも良い感じでした
声のせいで人と距離をとっていた辛島に、好きだから一生懸命近づいていこうとする国府が素直に応援できるヒロインでよかったな
あとは辛島自体は作者もいっているように近くにいる人によって色が変わるキャラ
なのでキャラの性格としてはあんまり印象になかったかも?
川島さんや坂本の方がキャラは立ってた感じか
(辛島も良いキャラだと思いますけどね)
でも個人的に好きだったのは怪我をしたとき国府にもらったプレゼントのハンカチを使わず自分の服で拭いた場面かな
彼女のことが思い浮かびつつもあえて一線ひく行為というか
あと終盤の告白シーンあたりは流れも良くて普通にニヤニヤしてましたw
それと後半の川口の話が結構好きでした
大切なものがなかった人と特殊な声をもっている少年との出会い
2人の関係性が優しいものに変わっていくのが良かったかな
個人的にはもっと辛島が国府と付き合うことにしたことによりどういう変化があったかとか
事件関係での変化とか気になったかな
あと国府とのラブラブっぷりを見たかったですねw
もう1巻分ぐらい続きが読みたかった感じです
でも面白かったです
そういえばこの作品ヒロインもヒーローもほとんどのキャラの苗字しかわからないという漫画でしたね
ちょっと珍しく感じました
「緋色の椅子」
こちらは純粋ファンタジーが舞台の作品
ヒロインの幼馴染が実は国王の妾腹の子で、頼まれて王都へ向かったのだが、実際に王として即位したのはまったくの別人だった。
幼馴染の行方を捜すために動き出すヒロインと偽陛下のお話。
こちらももっと色々と細かい話が見たかったかなぁ
作者も描きたりない部分があったようですけど
ルカという少年にであってしまったばっかりに彼のために生きるセツと偽陛下
3人の関係性が結構好きでした
この3人のやりとりが見てみたかったかな
セツの中では完璧だったルカの灰色や黒い面が見えていくのが面白かったかな
まぁ誰が味方で敵かってのも最初は分からなくて面白かったですけど
しかし男勝りでサバサバしたヒロインのセツは結構新鮮でした
何もかもの中心はルカで作者に病んでる気がするとまで書かれてるし
ただくよくよ悩まず行動してくれるキャラなので読みやすかったかな
個人的に最後のルカとセツのやりとりは凄い好きでしたけど
ラストはもう少ししっかり見たかったかな
ヨダカ関連あたりはドロドロしていたし
終盤はちょっと駆け足の展開にも感じました
もっとルカとセツと偽陛下のやりとりが見たかったというか
でも緋色の椅子をめぐるそれぞれのキャラの思いが面白かったです
どちらも個人的には面白かったし読めてよかったです
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