2013.03.28
新世界より 全25話
こちらはSF大賞をとった貴志祐介さん原作のアニメ
私自身は貴志さんは「青の炎」で知った方で
新世界よりの原作もアニメ化以前に読破してます
よくこれをアニメ化するなぁとは思ったのですがw
以下感想ですが
原作既読者として原作の話も多少出てくるとは思いますので
まずアニメそのものについてですが
監督さんが初監督ということもあってか全体的なクオリティコントロールがイマイチだったかなぁと
作画が安定しないことが多く、演出や絵コンテも分かりにくいときがありました
石浜監督絵コンテ回は良い回が多かったので
むしろ監督が全部絵コンテやらやってくれたらもっと安定して見れたのにな…という気がしてしまいます
スケジュール的に無理ですけどw
山内さんは雰囲気を作画で魅せるのが上手い人という個人的印象だったので
説明回とかにはあわないなぁと今回思ったりしました
全話19話や最終話クオリティだったらそれはそれで凄かっただろうになぁと思ってしまったり
あとは原作小説が世界観設定が凝っていて用語も特殊なことがあり
それをアニメで魅せるのに苦労していたという印象です
原作を読んでいたときは気にならなかったんですが、音として聞くと漢字がないためどういう意味なのかって分かりにくいですね
黒板に字を書いているときもありましたが
むしろ十二国記のように途中からでも字幕を出しても良かったかもしれません
あとはアニメとして分かりにくい描写が多かったのも気になりました
絵で見せようとせずむしろもう少しナレーション等で補助説明があったほうがよかったと思います
じっくり読める小説と違って流してみるアニメだとそういった部分は理解しにくいですよね
意味深に数カット絵を入れるだけではアニメだけじゃ分かりにくいです
ということでアニメとしてみるともったいない部分が多くあるのですけど
面白い回もありましたし、最終的に見れば原作の力に助けられて面白いなとかんじる部分もありました
アニメとして特に良かったのが19話と最終回でしょうか?
19話はとにかく気合が入っているのがわかる出来で
悪鬼に追われる恐怖が上手く出てて良いホラーアニメでしたね
こういうホラーっぽいアニメってあんまりないのもあって緊迫感がありました
原作でもかなり盛り上がる部分だったのでよい出来で見ることができて嬉しかったですね
貴志さんももともとホラーの人という印象なのでここらへんは良かったです
この回は作画もよく動いていましたしw
あとは最終話
後日談にほぼ1話分の尺を割いたのは大正解だったと思います
スクイーラの叫びとバケネズミの真実はこの作品のキモだと思うのでそこは丁寧に描写してくれたので良かった
あとは子どものころから結婚出産まで主人公の過程を見ていったというのも少し感慨深かったです
36歳でやっと声が種田さんから遠藤さんに変わりましたしね
家路が流れる部分と最後の登場人物が早季に語りかけるオリジナルシーンは結構好きです
あとアニメだと原作よりも希望のあるような終わり方に見えますね
それと守の扱いもアニメのほうが原作よりも良かったです
原作は最後の子どものが生まれたら名前は男なら瞬、女なら真里亜だねとか酷い扱いだったからw
キャラとしては早季はまぁ原作からしてあんな感じなので
正直原作読んだときもサイコバスター燃やしちゃったところははぁ!?って感じでしたw
まぁ彼女はバケネズミの肩をもちつつもやっぱり人間本位に考えてしまっている
でもそんな彼女ですら人間の中では珍しいバケネズミよりの考えを持ってるんですよね
スクイーラに語りかけて安楽死させる部分は原作ではさらりと読んだのですが
アニメは種田さんの演技もあってか印象深かったです
覚に関してはアニメのほうが良い男だった気がします
アニメのやんちゃな悪ガキから大人になるにつれ思慮深くて頼れる感じになりましたよね
驚いたのは早季と瞬との三角関係でしょうか?
あれは唐突だったのでかなりびびりました瞬を2人で取り合うという…
アニメでは14才編のラストの2人の性行為で2人とも相手を顔のない少年(瞬)に見立てていたという
かなり病んでる高度プレイ描写がなくなっていたので最後の結婚も本当に好きになってしたんだなという感じがしてある意味良かったかもしれませんw
あとは影の主役スクイーラ
声が浪川さんになったときはなぜ浪川さん??でしたが、最終回の演技は良かったです
まぁ正直彼が成功してバケネズミ帝国ができたとしてもその中での身分階級ができて
紛争がおきたりするんじゃないかなぁって気はしてしまいますが
でも彼が起こした行動事態は理解できる部分が多かったですね
彼に対する印象の変化が面白い作品だと思うので
そして作中一番人気があるであろう奇狼丸
腹に一物抱えながらも女王への忠誠のために動き、そのためなら喜んで命も捨てる
ある意味武士道をもったようなキャラです
彼の想いがアニメだけだと分かりにくかったのは少し残念かな
この作品は作中一番人気キャラがバケネズミの奇狼丸で萌えキャラがミノシロモドキだろうからなぁ
(勝手な憶測だけど)
ということで色々とアニメーションとしてはもったいない部分もありました
(作画演出はもう少し頑張ってほしかったなぁ)
大枠は原作どおりであり、原作の力に助けられた部分もあるなと感じます
2クール最終回まで見ることができてよかったと感じられる作品でした
やっぱり最後の終わりかたってのは大事ですね
私自身は貴志さんは「青の炎」で知った方で
新世界よりの原作もアニメ化以前に読破してます
よくこれをアニメ化するなぁとは思ったのですがw
以下感想ですが
原作既読者として原作の話も多少出てくるとは思いますので
まずアニメそのものについてですが
監督さんが初監督ということもあってか全体的なクオリティコントロールがイマイチだったかなぁと
作画が安定しないことが多く、演出や絵コンテも分かりにくいときがありました
石浜監督絵コンテ回は良い回が多かったので
むしろ監督が全部絵コンテやらやってくれたらもっと安定して見れたのにな…という気がしてしまいます
スケジュール的に無理ですけどw
山内さんは雰囲気を作画で魅せるのが上手い人という個人的印象だったので
説明回とかにはあわないなぁと今回思ったりしました
全話19話や最終話クオリティだったらそれはそれで凄かっただろうになぁと思ってしまったり
あとは原作小説が世界観設定が凝っていて用語も特殊なことがあり
それをアニメで魅せるのに苦労していたという印象です
原作を読んでいたときは気にならなかったんですが、音として聞くと漢字がないためどういう意味なのかって分かりにくいですね
黒板に字を書いているときもありましたが
むしろ十二国記のように途中からでも字幕を出しても良かったかもしれません
あとはアニメとして分かりにくい描写が多かったのも気になりました
絵で見せようとせずむしろもう少しナレーション等で補助説明があったほうがよかったと思います
じっくり読める小説と違って流してみるアニメだとそういった部分は理解しにくいですよね
意味深に数カット絵を入れるだけではアニメだけじゃ分かりにくいです
ということでアニメとしてみるともったいない部分が多くあるのですけど
面白い回もありましたし、最終的に見れば原作の力に助けられて面白いなとかんじる部分もありました
アニメとして特に良かったのが19話と最終回でしょうか?
19話はとにかく気合が入っているのがわかる出来で
悪鬼に追われる恐怖が上手く出てて良いホラーアニメでしたね
こういうホラーっぽいアニメってあんまりないのもあって緊迫感がありました
原作でもかなり盛り上がる部分だったのでよい出来で見ることができて嬉しかったですね
貴志さんももともとホラーの人という印象なのでここらへんは良かったです
この回は作画もよく動いていましたしw
あとは最終話
後日談にほぼ1話分の尺を割いたのは大正解だったと思います
スクイーラの叫びとバケネズミの真実はこの作品のキモだと思うのでそこは丁寧に描写してくれたので良かった
あとは子どものころから結婚出産まで主人公の過程を見ていったというのも少し感慨深かったです
36歳でやっと声が種田さんから遠藤さんに変わりましたしね
家路が流れる部分と最後の登場人物が早季に語りかけるオリジナルシーンは結構好きです
あとアニメだと原作よりも希望のあるような終わり方に見えますね
それと守の扱いもアニメのほうが原作よりも良かったです
原作は最後の子どものが生まれたら名前は男なら瞬、女なら真里亜だねとか酷い扱いだったからw
キャラとしては早季はまぁ原作からしてあんな感じなので
正直原作読んだときもサイコバスター燃やしちゃったところははぁ!?って感じでしたw
まぁ彼女はバケネズミの肩をもちつつもやっぱり人間本位に考えてしまっている
でもそんな彼女ですら人間の中では珍しいバケネズミよりの考えを持ってるんですよね
スクイーラに語りかけて安楽死させる部分は原作ではさらりと読んだのですが
アニメは種田さんの演技もあってか印象深かったです
覚に関してはアニメのほうが良い男だった気がします
アニメのやんちゃな悪ガキから大人になるにつれ思慮深くて頼れる感じになりましたよね
驚いたのは早季と瞬との三角関係でしょうか?
あれは唐突だったのでかなりびびりました瞬を2人で取り合うという…
アニメでは14才編のラストの2人の性行為で2人とも相手を顔のない少年(瞬)に見立てていたという
かなり病んでる高度プレイ描写がなくなっていたので最後の結婚も本当に好きになってしたんだなという感じがしてある意味良かったかもしれませんw
あとは影の主役スクイーラ
声が浪川さんになったときはなぜ浪川さん??でしたが、最終回の演技は良かったです
まぁ正直彼が成功してバケネズミ帝国ができたとしてもその中での身分階級ができて
紛争がおきたりするんじゃないかなぁって気はしてしまいますが
でも彼が起こした行動事態は理解できる部分が多かったですね
彼に対する印象の変化が面白い作品だと思うので
そして作中一番人気があるであろう奇狼丸
腹に一物抱えながらも女王への忠誠のために動き、そのためなら喜んで命も捨てる
ある意味武士道をもったようなキャラです
彼の想いがアニメだけだと分かりにくかったのは少し残念かな
この作品は作中一番人気キャラがバケネズミの奇狼丸で萌えキャラがミノシロモドキだろうからなぁ
(勝手な憶測だけど)
ということで色々とアニメーションとしてはもったいない部分もありました
(作画演出はもう少し頑張ってほしかったなぁ)
大枠は原作どおりであり、原作の力に助けられた部分もあるなと感じます
2クール最終回まで見ることができてよかったと感じられる作品でした
やっぱり最後の終わりかたってのは大事ですね
- 関連記事
スポンサーサイト
新世界より #25 最終回
『新世界より』
新世界より 第25話「新世界より」
第25話「新世界より」
真里亜と守の子は悪鬼ではない。
何故野孤丸たちは無事なのか?悪鬼であれば人間、バケネズミ関係なく襲うはず。
薬物によるコントロールを考えてみても
新世界より テレ朝(3/26)#25終
最終回 新世界より 公式サイトからサイコバスターを失った今、もはや悪鬼に対抗する手段は残されていないかに思えた。しかし、早季は幻影の中に現れた最愛の人物に導かれ、起死回
新世界より 第25話(最終回) 「新世界より」 感想
かなり面白い作品でしたね。
エピソードを丁寧にしてくれたのもよかったです。
重要な内容でしたからね。
原作を買てみようと思う、いい作品でした。
サイコバスターを失った今
新世界より 第25話 感想
奇狼丸が人間に変装して突撃、真理亜の子どもが迎撃、奇狼丸死亡、奇狼丸がバケネズミだったことに気づいて愧死機構発動で真理亜の子ども死亡という流れ。
覚が早季を強いって褒め
新世界より 第24話 「新世界より」感想
早季は知ってしまった。
「悪鬼」の正体は
「自分がバケネズミだと思い込んだ」人間であると…
そして、それがマリアと守の子供だということを…
最後の作戦、それは
奇狼丸に人...