走れメロス 全２話

さて、青い文学シリーズで原作の筋が一番有名な作品ではないでしょうか
ということで今回もかなりアニメでアレンジが加えられています
ただ今までの中で一番原作とズレのないアレンジでしっくりしていたと思います
（アレンジの少ない人間失格はともかくな感じですが）


とりあえずこれなんて魍魎の匣！？
というのも音楽は魍魎の匣からの使いまわしだし、監督やスタッフもほとんど同じなんですよね

おまけに演劇脚本家の短髪眼鏡男性が木内さんの声でしゃべりだすんでどこの関口君ですかと
いつ京極堂が出てくるのかとヒヤヒヤしてしまいましたよ

しかし作品としては良かった
後味も良かったし友情の物語としても上手くまとまっていた


個人的に良かったのはメロス自体を舞台に設定したことですね
映像的にも舞台ということで凝ってたし演技がかった大仰な動作が面白かったな

あと主役は全部堺さんなのですが、メロス側だったのが良かったかも
高田は普通に声優さんですからね


あとこの作品作画がやたら良かった印象ですね
後編だと舞台に高田が観客席から声を上げたり、執筆中に周りをメロスたちが動き回ってるのが面白かったなぁ

それといつのまにかセリヌンティウス側だった高田がメロス側になって城島のもとへあたりの流れも良かった
しかし病気だったとしても城島がどこまで考えての約束破りだったかは結局分からないなぁ・・

まぁ高田は過去の城島との約束にとらわれ過ぎてて若干おいおいと思いましたが
それはやたら絵柄がキラキラし過ぎてるせいだと言っとく
キャラデザ女性ですしね


さて次は一挙放送で２つのお話ですね
こちらも原作は知らないのでどうなるか楽しみです