こころ 全２話

こちらは今更ながら感想ですが青い文学シリーズ３作目でこころです
こちらは放送の関係で２話連続だったんですよね
でも物語の構成上それで正解だったと思います


原作は現国の教科書に載っていたので先生の過去の部分だけは知ってるんですよね
それから考えてもかなりアニメは独自の解釈とアレンジをしてますね

先生視点での夏、Ｋ視点の冬の２部構成にしてそれぞれが補完し合っている内容ですね
また、同じ話のはずなのに季節や物語の細かい部分が変わっていました

それが印象的でしたね
お嬢さんと奥さんの心理描写はないのですが、見方によってどうとでもとれる描写が興味深かったですね


これでお嬢さん編があったら真実は分かりやすいのでしょうが
それがないのでどこまでお嬢さんの計算なのかそれとも奥さんの計画なのかが憶測でしかわからないんですよね

個人的に奥さんはＫよりも先生が娘の夫としてふさわしいと明言してましたし確信犯なんでしょうが・・・・
お嬢さんは難しいなぁ

本気でＫに惚れてたのかただ家から逃げるための口実として利用しただけなのか
まぁ利用してただけに見えちゃいますけどね・・・・
お嬢さんが黒くなっちゃうのはちょっとなんだかなぁな感じなので


ただＫの容姿についてはちょっと最初オイオイと思ってしまいました
なんというか大男だしああいう顔だし・・・・

もうちょっと体育会系のカッコイイ人かと思ってたので・・・・
ただ冬編を見たら不器用さなどが伝わってきてまぁ慣れたかなぁ

しかし原作ファンとしたら複雑でしょうね
まぁ２編を通して伝えたいことは分かりましたし興味深かったんですけどね
ちょっとアニメ制作者側の「ぼくの考えたこころ」になってしまっている部分があるので・・・・
賛否両論わかれそうな作品でしたね