2014.01.05
永遠の0
さて、こちら年末年始の戦争もの映画ですね
私は数年前に原作をすでに読んでいて、今回の映画も楽しみにしていました
ちなみに原作の感想はこちら
読んだのが数年前だったため細部はうろ覚えでの鑑賞でした
あらすじ
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。
まず作品としては良かったですね
尺の関係で原作の描写からカットされていた部分も多かったのですが
話の要点は上手くまとめていましたし、上手く映画に落とし込んでいたと思います
配役も良かったですね
岡田君ももちろん現在と過去が出てきますが、どちらの役者さんも良かった
特に現在側のご老人たちの場面は良かったですね
で、個人的に原作で不満だった現代の茶番描写が尺の関係でオールカットされてたのは良かったですね
姉の結婚話とか不良孫の更正あたりは気になったので
ただ、戦争描写も映画版はマイルドになってましたね
原作では一番悲惨だったガダルカナル島の関連もかなりカットされてましたし、原作だともっと多くの人に詳しく戦争の話を聞いているんですよね
アメリカとの戦力差や上の作戦でじりじりと追い詰められていく現場や磨耗していく様子などが切実に描かれていたので
戦争の悲壮さはやっぱり原作の方がじっくり描写がありました
しかし映画は尺もありますし、大衆向けになっている部分もあります
また、この作品のテーマとしてはそこは絶対不可欠というわけではないので
このぐらいの描写でも良かったんじゃないかと思います
あとは山崎監督なだけあってCG戦闘描写は良かったですね
かなり頑張っていたと思いますし、迫力もありました
(ラストの現代にあらわれた零戦だけは浮きまくっててちょっとどうかと思いましたが…)
映像で迫力ある戦闘シーンを見ることができたのは映画化の強みだなぁと思いますね
で、少し気になったのは宮部がなぜ死んだかという部分
原作でも明言はないのですが、映画は原作以上にあいまいな描写に感じてしまったかな?
原作でも宮部の内面描写は一切無く、あくまで周りの人からの証言からしか推測は出来ないのですが
もう少し描写があったためなんとなく察することが出来たように思います
映画はそこが弱くて下手するとで?何で特攻したの??という感想を持ってしまうかもと少し思いました
あとはどうしてもここは感動場面!的な押しを感じる部分があったのは少し残念かな?
安易なメッセージはあんまり持たせて欲しくないというか
最後はもう少し上手く魅せてほしかったかな?
なんだかんだ言いましたが
映画としては良い作品ですし、原作から大きく逸脱することなくまとめたと思います
見ることができてよかったです
戦争や生きることについて等色々と考えることになる作品だなと
私は数年前に原作をすでに読んでいて、今回の映画も楽しみにしていました
ちなみに原作の感想はこちら
読んだのが数年前だったため細部はうろ覚えでの鑑賞でした
あらすじ
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。
まず作品としては良かったですね
尺の関係で原作の描写からカットされていた部分も多かったのですが
話の要点は上手くまとめていましたし、上手く映画に落とし込んでいたと思います
配役も良かったですね
岡田君ももちろん現在と過去が出てきますが、どちらの役者さんも良かった
特に現在側のご老人たちの場面は良かったですね
で、個人的に原作で不満だった現代の茶番描写が尺の関係でオールカットされてたのは良かったですね
姉の結婚話とか不良孫の更正あたりは気になったので
ただ、戦争描写も映画版はマイルドになってましたね
原作では一番悲惨だったガダルカナル島の関連もかなりカットされてましたし、原作だともっと多くの人に詳しく戦争の話を聞いているんですよね
アメリカとの戦力差や上の作戦でじりじりと追い詰められていく現場や磨耗していく様子などが切実に描かれていたので
戦争の悲壮さはやっぱり原作の方がじっくり描写がありました
しかし映画は尺もありますし、大衆向けになっている部分もあります
また、この作品のテーマとしてはそこは絶対不可欠というわけではないので
このぐらいの描写でも良かったんじゃないかと思います
あとは山崎監督なだけあってCG戦闘描写は良かったですね
かなり頑張っていたと思いますし、迫力もありました
(ラストの現代にあらわれた零戦だけは浮きまくっててちょっとどうかと思いましたが…)
映像で迫力ある戦闘シーンを見ることができたのは映画化の強みだなぁと思いますね
で、少し気になったのは宮部がなぜ死んだかという部分
原作でも明言はないのですが、映画は原作以上にあいまいな描写に感じてしまったかな?
原作でも宮部の内面描写は一切無く、あくまで周りの人からの証言からしか推測は出来ないのですが
もう少し描写があったためなんとなく察することが出来たように思います
映画はそこが弱くて下手するとで?何で特攻したの??という感想を持ってしまうかもと少し思いました
あとはどうしてもここは感動場面!的な押しを感じる部分があったのは少し残念かな?
安易なメッセージはあんまり持たせて欲しくないというか
最後はもう少し上手く魅せてほしかったかな?
なんだかんだ言いましたが
映画としては良い作品ですし、原作から大きく逸脱することなくまとめたと思います
見ることができてよかったです
戦争や生きることについて等色々と考えることになる作品だなと
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公式サイト。百田尚樹原作、山崎貴監督。岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、 ...
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試写会で見ました。 【私の感覚あらすじ】春馬君が本当の亡くなったお爺さんの軌跡を
映画「永遠の0」を観ました!!(2013-20)
映画「永遠の0」を観ました!!息が出来ません!!
映画『永遠の0』観たよ〜ウゥッ・・・(´;ω;`)
わはは。
公式HPで自分の名前入りのポスター画像が作れるっていうんでやってみた♪
ま、そういうことです。
原作で
さんざん泣いたので、
まともに作っていれば絶対泣いちゃうってわかっていたので、
映画が始まる前からハンカチ用意してました。
隣の人もズルズルと泣いてましたよ。
いい作品に仕上がってました。
VFXで評価の高い山崎監督ですものね。
迫力のある...
永遠の0
永遠の0@イイノホール
永遠の0
評価:★★★★☆【4,5点】(P)(10)
映画のラストで冒頭の葬儀シーンの重さを知ることに。
永遠の0/岡田准一、三浦春馬
百田尚樹さんの同名ベストセラー小説を岡田准一さんの主演で『ALWAYS』シリーズなど手がけてきた日本のVFXの名手・山崎貴監督が映画化した作品です。今夏に零戦開発者の堀越二郎さん ...
永遠の0
130万部の同名の大ヒット小説の映画化。本日二本目。そして、今年(2013年)最後の作品です。
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その原作の感動がどこまで、映画で描かれていたtかというか、う〜...
永遠の0
最後の所は蛇足かな。
永遠の0
百田尚樹の同名小説の映画化。
監督は山崎貴
主演は岡田准一。
この小説の主人公、
宮部久蔵を演じます。
孫の健太郎には三浦春馬。
井上真央、染谷将太、新井浩文、濱田岳等が共演。
健太郎(三浦春馬)が血のつながった
祖父である宮部久蔵(岡田准一)が、
な...
映画「永遠の0」
映画「永遠の0」を鑑賞しました。
永遠の0 (試写会)
臆病者の戦闘機乗り公式サイト http://www.eienno-zero.jp12月21日公開原作: 永遠の0 (百田尚樹著/講談社文庫)監督: 山崎貴 「リターナー」 「ALWAYS 三丁目の夕
永遠の0 (2013) 144分
岡田君・・・すごい役者根性です
「永遠の0」
放送作家、百田尚樹(ひゃくた・なおき)さんのデビュー作でベストセラーの「永遠の0
『永遠の0』 2013年12月7日 東宝試写室
『永遠の0』 を試写会で鑑賞しました。
面白い映画でした
戦争ってなんだろうと考えてしまいますね。
【ストーリー】
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ち...
『永遠の0』を新宿バルト9シアター9で観て、イビツだとしても好きよふじき★★★★(ネタバレあり)
五つ星評価で【★★★★おそらくイビツな映画】
ラストについてのネタバレがあります。
原作未読。
これには泣かされる。
でも、私はひねくれ者だから、
映画としては変な作 ...
永遠の0
2013年12月26日(木) 20:40~ 109シネマズ川崎1 料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認 木村ヤマト以来の汚名返上 『永遠の0』公式サイト JAZZ WITH KAZZの小林和仁氏が、決して認めない山崎貴。ドラえもん最終話(素人作)の盗作疑惑もある(主張者は俺)「ジュヴナイル」の頃から、俺は買っているのだが、ヤマトでへくり、三丁目の夕日の3作目もい...
『永遠の0』 (2013)
語り継ぐべき特攻隊員の遺志!
歴史を語り継ぐ意義、その中から浮かび上がる「生きろ!」というメッセージが心に届く良品であった。
本作は、いまや売れっ子作家となった百田尚樹のデビュー作となる同名ベストセラー小説の映画化。何度か別稿でも記したが、百田氏は『...
劇場鑑賞「永遠の0」
心に、生き続ける…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201312210001/
【送料無料】永遠の0 [ 百田尚樹 ]価格:920円(税込、送料込)
【送料無料】【コミック・書籍全巻セット】【3倍】永遠の0(コミック版) 1-5巻セット [ 須本壮...価格:3,240円(税込...
永遠の0
これは戦争ものじゃなくて、ヒューマンドラマでしょうね。
司法試験に落ちて進路に迷う健太郎は、祖母の葬儀の日に驚くべき事実を知らされる。実は祖母にはなくなった夫がいて再婚だったというのだ。 本当の祖父の名前は、宮部久蔵。60年前の太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻攻撃により帰らぬ人となっていた。やがて宮部の事を調べていくに連れて、彼の生き様と真実に直面する事になるのだが…。...
永遠の0
公式サイト http://www.eienno-zero.jp/index.html
原作の百田尚樹著同名小説は未読。
予告編に惹かれたのと、ジャニーズ?1俳優と思っている岡田君が主演と聞いては見逃せない。
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた...
「永遠の0」☆青い空に泳ぐゼロ戦
今年の本屋大賞で話題の百田尚樹原作のベストセラー小説「永遠の0」だから、気になっていたのだ。
とはいえ、ジャニーズアイドルとイケメン若手俳優の起用では、期待も薄いなぁーと思っていたのも正直なところ。
ところがっ!!こんなにいい映画だったとはっ!
生きねば!『永遠の0』
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを実写版映画化した作品です。
『永遠の0』
□作品オフィシャルサイト 「永遠の0」□監督 山崎 貴□脚本 山崎 貴、林 民夫□原作 百田尚樹 □キャスト 岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田 岳、新井浩文、染谷将太、 三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中 泯、山本 學、風吹ジュン、 ...
永遠の0
2013/12/21公開(2013/12/10試写) 日本 144分監督:山崎貴出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、風吹ジュン、平幹二朗、橋爪功、夏八木勲
[Story]祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父...
永遠の0
★★★★ 製作:2013年 日本 上映時間:144分 監督:山崎貴 ちょっと視点を変えた戦争映画である。特攻隊員だったという実祖父の生きざまを孫からの視点で、現代と過去を交錯させながら綴っていく。「海軍一の臆病者」と呼ばれたゼロ戦搭乗兵だった祖父、それは
『永遠の0』
生かされている命。それは永遠に続く。
宮部久蔵少尉の物語だけが特別ではない。日本の未来を憂い、信じた成果も挙げられずに散っていった多くの英霊たち全員にこのような語り継 ...
『永遠の0』('13初鑑賞106・劇場)
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
12月21日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 12:45の回を鑑賞。
「永遠の0」 戦争を語り、戦争を聞く
太平洋戦争が終結し、すでにもう65年以上の月日が経っています。 あの戦争を経験し
永遠の0
試写会で観ました。原作未読、サザンの曲が流れる予告でもうお腹いっぱいで、映画はそこまで感動しないんだろうなとちょっと冷めた状態だったんですが・・・すごく良かったです!感動しました。ウルウルなりっぱなしでした。祖母・松乃の葬儀で実の祖父の存在を知った健太...
映画 永遠の0
JUGEMテーマ:映画館で観た映画 
 
ゼロ戦が旋回する姿や航空母艦が水上を走っている姿は
 
美しかった。そして宮部久蔵の人物像を追って行って判った事実は悲しいものでした。そして、祖母松乃と清子を支えた賢一郎や景浦が
 
宮部久蔵の遺志を継いで?行ったことは、感動しました。...
『永遠の0』
映画館で泣いちゃった。
でも邦画にありがちな重い病気か人死にで泣かせるタイプじゃなかった。
そもそも特攻隊っていうあざとく狙っていけば幾らでも涙を搾り取れる題材なのに結 ...
ショートレビュー「永遠の0・・・・・評価額1650円」
60年後に、届いた想い。
実に見応えのある、堂々たる力作である。
百田尚樹の原作はだいぶ前に読んだが、なんと文庫本のベストセラー歴代1位を更新する大ヒット作となったらしい。
長大な原作の映像化がどうあるべきか、おそらく既読者は色々言いたい事も多いだろうが、私としては一本の映画として脚色のバランスも良く、山崎貴監督の作品としてはベストと言って良い仕上がりだと思う。
現代と過去を行き...
期待していたんだけどなあ…(ソードアート・オンラインとか魔女っこ姉妹のヨヨとネネとか)
明けましておめでとうございます! 今年も宜しくお願いします。本年もアニメ、映画(あと、今年は大河を見る予定)などの感想を書いていくつもりです。相変わらず更新はダラダラ ...