2016.12.03
この世界の片隅に
さて、こちら評価が高かった映画で見てみたかった作品です
原作者は「夕凪の街 桜の国」は漫画を読んだことがあります
こちらは原作未読で戦争ものぐらいの認識で見ました
なるほどこういう作品だったんですね
あらすじ
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。
この作品時代は戦争なんですけど
あくまで描写はすずという一人の女性についてなんですよね
で、このすずという女性がわりと能天気の天然さんで前半は結構ほのぼとしたイメージでした
この時代の主婦について地道にしっかり描いてた感じですかね
こういった視点でのアニメーションは新鮮な印象を受けました
絵は綺麗だしこうのさんのやわらかなタッチを上手くアニメーションに落とし込んであって良かったですね
後半の空襲シーンなどは迫力もあってこだわりを感じました
あとは声優にかんしてもすずは能年さんあらためのんでしたが良かったです
わりとキャラが声優本人と似ていたのもあってやりやすかったのかな?みている方としてもイメージのずれがあまりなくてよかったです
あとは主要男性キャラ2人はきちんとした声優さんでしたね
特に細谷さんの方はキャラにぴったりな配役でした
小野さんは別になぜそこ?とすこし思う感じでしたけど
ただ、少し気になったのはすずと水原関連ですね
お互いに気持ちがあったのかなというのはなんとなく分かったんですが
でもしばらく妻として生活した後にあそこまで感情を吐露するほどすずが水原のことを好きだったのにびっくりしちゃいました
それなら結婚後に多少水原を思い出すシーンでもあればまだわかったんですが
夫がかなりの理解者でよい人
(わざわざすずと水原を二人きりで一晩過ごさせるとか・・・気が気じゃないよね普通?)
このあたりのすずの言動は少しもやもやとしてしまいました
後半は姪の死や戦争の激化で辛いシーンが続きますけど
特に姪が亡くなってしまったあたりは重かったかな
すず自身も片腕を失ってしまいましたし色々な喪失が続いていく感じでした
ただ、夫や義父は徴兵して遠征するような立場ではなかったのでそれはまだ良かったのかな
白鷺を追うすずのシーンが追い詰められた戦中の描写としては印象深かったかな
あとは義姉も厳しい人だけど悪い人ではなくて、彼女なりの思いや考えの描写がしっかりあって良かったですね
個人的に興味深かったのは敗戦後のすずの叫びかな?
ここも個人的には何かしっくりこなくて
すずにとって戦争がなんだったのか?
あくまで主婦として戦争というものの中で生きてきて結局それはすべて無駄だったのかという怒りでもあったのかな?
でも最後は明るい雰囲気で終わったのは良かったですね
結局夫婦の間に子どもは生まれなかったのかな?
戦争が終わって生き残った人の日常は続くし、生きていかなければいけない
戦争の中の世界の片隅に生きてた一人の女性の物語としてはとてもよく出来ていたんじゃないかなと思います
作中の歌も良かったですね
最初手嶌葵さんかと思ったら全然別の歌手さんでした
ドラマが以前単発であったらしいですが全然記憶にないですね
個人的にはよい映画だったかな?という印象です
片淵監督がここまで作り上げた情熱は素晴らしいと思います
原作者は「夕凪の街 桜の国」は漫画を読んだことがあります
こちらは原作未読で戦争ものぐらいの認識で見ました
なるほどこういう作品だったんですね
あらすじ
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。
この作品時代は戦争なんですけど
あくまで描写はすずという一人の女性についてなんですよね
で、このすずという女性がわりと能天気の天然さんで前半は結構ほのぼとしたイメージでした
この時代の主婦について地道にしっかり描いてた感じですかね
こういった視点でのアニメーションは新鮮な印象を受けました
絵は綺麗だしこうのさんのやわらかなタッチを上手くアニメーションに落とし込んであって良かったですね
後半の空襲シーンなどは迫力もあってこだわりを感じました
あとは声優にかんしてもすずは能年さんあらためのんでしたが良かったです
わりとキャラが声優本人と似ていたのもあってやりやすかったのかな?みている方としてもイメージのずれがあまりなくてよかったです
あとは主要男性キャラ2人はきちんとした声優さんでしたね
特に細谷さんの方はキャラにぴったりな配役でした
小野さんは別になぜそこ?とすこし思う感じでしたけど
ただ、少し気になったのはすずと水原関連ですね
お互いに気持ちがあったのかなというのはなんとなく分かったんですが
でもしばらく妻として生活した後にあそこまで感情を吐露するほどすずが水原のことを好きだったのにびっくりしちゃいました
それなら結婚後に多少水原を思い出すシーンでもあればまだわかったんですが
夫がかなりの理解者でよい人
(わざわざすずと水原を二人きりで一晩過ごさせるとか・・・気が気じゃないよね普通?)
このあたりのすずの言動は少しもやもやとしてしまいました
後半は姪の死や戦争の激化で辛いシーンが続きますけど
特に姪が亡くなってしまったあたりは重かったかな
すず自身も片腕を失ってしまいましたし色々な喪失が続いていく感じでした
ただ、夫や義父は徴兵して遠征するような立場ではなかったのでそれはまだ良かったのかな
白鷺を追うすずのシーンが追い詰められた戦中の描写としては印象深かったかな
あとは義姉も厳しい人だけど悪い人ではなくて、彼女なりの思いや考えの描写がしっかりあって良かったですね
個人的に興味深かったのは敗戦後のすずの叫びかな?
ここも個人的には何かしっくりこなくて
すずにとって戦争がなんだったのか?
あくまで主婦として戦争というものの中で生きてきて結局それはすべて無駄だったのかという怒りでもあったのかな?
でも最後は明るい雰囲気で終わったのは良かったですね
結局夫婦の間に子どもは生まれなかったのかな?
戦争が終わって生き残った人の日常は続くし、生きていかなければいけない
戦争の中の世界の片隅に生きてた一人の女性の物語としてはとてもよく出来ていたんじゃないかなと思います
作中の歌も良かったですね
最初手嶌葵さんかと思ったら全然別の歌手さんでした
ドラマが以前単発であったらしいですが全然記憶にないですね
個人的にはよい映画だったかな?という印象です
片淵監督がここまで作り上げた情熱は素晴らしいと思います
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この世界の片隅に
いやあ、本当に今年は素晴らしい邦画の連続ですが、ここに来て最高ともいえるアニメ作品が登場しました。戦前から戦後にかけての広島、呉を舞台に1人の少女の生き様を追った名作です。日本人なら絶対に見るべき作品でしょう。 作品情報 2016年日本映画(アニメ) …
「この世界の片隅に」:多くの人に観てほしい秀作
映画『この世界の片隅に』は各方面で絶賛の嵐ですが、確かに大いなる称賛に価する素晴
この世界の片隅に(追記)〜謎の太極旗の正体は?
公式サイト。「夕凪の街 桜の国(2007)」の漫画原作と同じこうの史代原作、アニメーション制作:MAPPA、「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督。(声)のん=能年玲奈、細谷佳正、稲 ...
「この世界の片隅に」普通の視点から見た先に知る戦争の中での普通は生き抜く事であり残された者たちは普通への一歩を歩んでいく
「この世界の片隅に」はこうの史代原作の漫画をアニメ映画化した作品で第2次世界大戦時に少女が軍港の呉に嫁ぐ事になりそこで一般人として普通の生活を送るも戦争の影が次第に呉 ...
『この世界の片隅に』ウチを見つけてくれてありがとう
映画がはじまる。能年玲奈さんの声が聞こえる。
その瞬間、『この世界の片隅に』の素晴らしさに驚いていた。
ゆっくりとした、温もりのあるモノローグは、『まんが日本昔ばなし』の語りのようだった。
これは凄いことだ。まだはじまって数秒しか経たないのに、私は圧倒されていた。『まんが日本昔ばなし』の語りといえば市原悦子さんである。20年近くのあいだ、語りに加えてありとあらゆる登場人物を...
この世界の片隅に
アニメ『この世界の片隅に』をテアトル新宿で見ました。
(1)予告編を見て良い作品に違いないと思って、映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭は、昭和8年12月(注2)の広島市江波。
8歳のすず(声は「のん」)が、川(注3)沿いの道を荷物を背負って歩いて...
劇場鑑賞「この世界の片隅に」
それでも、生きていく…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201611140000/
劇場アニメ「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラック [ コトリンゴ ]
「この世界の片隅に」劇場アニメ公式ガイドブック [ 『この世界の片隅に』製作委員会 ]
「この世界の片隅に」
18才のすずは呉にお嫁に行った。
「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラックコトリンゴフライングドッグ by G-Tools
「この世界の片隅に」ヨコハマ映画祭で作品賞
ヨコハマ映画祭実行委員会は3日、来年2月5日に開催される「第38回ヨコハマ映画祭」に先駆け、2016年度の日本映画のベストテン及び各個人賞の選考結果を発表、審査員特別 ...
負の遺産。『この世界の片隅に 』
広島で育って呉に嫁いだ少女の物語。昭和の初めから戦争直後までを描いたアニメ映画です。
この世界の片隅に
今年、観るべき映画と言い切っても過言ではないっ!
この世界の片隅に 監督/片渕 須直
【声の出演】
のん (北條/浦野すず)
細谷 佳正 (北條周作)
稲葉 菜月 (黒村晴美)
【ストーリー】
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてば...
「この世界の片隅に」
2016年・日本/製作:ジェンコ アニメーション制作:MAPPA配給:東京テアトル 監督:片渕須直 原作:こうの史代 脚本:片渕須直監督補・画面構成:浦谷千恵キャラクターデザイン・作画監督:松原秀
映画「この世界の片隅に」
映画「この世界の片隅に」を鑑賞しました。
呉の花嫁 こうの史代・片淵須直 『この世界の片隅に』
2016年も残すところあとわずか。そんな大詰めに来て年間ベスト1,2を争うド傑作
この世界の片隅に
日常と隣り合わせの戦争
* * * * * * * * * *
冒頭の方で、私のような世代には懐かしい「悲しくてやりきれない」の曲が、
柔らかなコトリンゴさんの歌声で流れます。
淡い色使いのアニメで表された昭和、
それも戦前の時代へ、私はスーッと引きこ...
『この世界の片隅に』
いや〜凄いね。
面白いの何のってもう。
戦争映画で戦争の悲惨さを描いているのに、それでも面白いっていう。
コメディとして作った映画でもここまで笑い声が聞こえてくるって滅多 ...
『この世界の片隅に』
ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて。
これは万の言葉を用いても表現することの出来ない、今年の、いや日本映画界における屈指の稀有な傑作。見終わると他の映画 ...
この世界の片隅に・・・・・評価額1800+円
どっこい、私は生きている。
「夕凪の街 桜の国」で知られる、こうの史代の名作コミックを、「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督が、6年越しのプロジェクトとして長編アニメーション映画化。
戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女の目を通した、市井の人々の戦時下の“日常”の物語だ。
同じ時代の広島を描いた「夕凪の街 桜の国」のアナザーストリーとも言える作品で、どこにでもある...