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実写映画 鋼の錬金術師

相変わらずのブログ放置振りでした
いくつかアニメや映画も見たんですが何だかんだで感想かかずに来てしまいましたね
今回は気になっていたハガレンの実写版
とりあえず見てきたので感想ですww

あらすじ
他界した母を復活させるべく錬金術でタブーとされる“人体錬成”を行ったエドワード(山田涼介)とアルフォンスの兄弟。ところが錬成は失敗に終わり、エドワードは左足を、アルフォンスは体全体を喪失する。数年後、エドワードは失くした体の器官に機械鎧(オートメイル)を装着し国家錬金術師となり、“鋼の錬金術師”と呼ばれていた。兄弟は失ったものを取り戻すべく、“賢者の石”を探す旅に出る。



まずは前評判が悪く、かなり期待値の低い状態で見たのでそこそこ楽しめたかな?
もちろん鋼の錬金術師の実写映画化としては突っ込みどころの方が多いのだけれど・・・
ちなみに私は原作、アニメ1期2期と2本の映画全て見ています
その上での感想となります
しかしこれ私は原作を知っていたのでなんとか話はわかりましたが
原作まったく知らない人はついてこれたのか?非常に疑問です

まず、ストーリーですが原作の色んな部分をつなぎ合わせたパッチワーク状態になってます
そもそも原作はかなり長く、なおかつ一本の大きな流れでできているため明確な区切りを作りにくいんですよね
それこそ初期にはエルリック兄弟が賢者の石を探すために旅をしているので
その旅先で事件に巻き込まれた~ってオリジナルの話をつくるくらいしかないと思います
(映画2本目やゲームはそういう話でした)
でもこの映画は原作のテイストやストーリーをできるだけ盛り込みたいとあれもこれも入れているのでテーマが散漫でまとめきれなかった感じでした
それでも中盤までは原作のニーナの話、アルとエドの兄弟喧嘩あたりはそれなりにまとまっていたと思います
最後は無理やりレベルの展開で俺たちの戦いはこれからだエンドだったのはう~んですけど
やっぱり開き直ってオリジナルで賢者の石を探している旅の一幕にしたほうが映画作品としてはまとまったかも

映像についてはクオリティの差が酷く感じました
まず良かったのは海外ロケでとったヨーロッパの町並み
綺麗で世界観の雰囲気が出ていました
あとはアルフォンスはCGだったんですけどまったく違和感がありませんでした
明るい場所や雨のシーンでも気にならなかったので良かったですね
アクションはもう少しアングルとか量とか頑張ってほしかったかも
微妙だったのは心理の扉や人体練成あたりの映像
特に心理の扉のシーンは安っぽくってちょっとどうにかして欲しかったです

あと衣装ですけど個人的に今回の軍服のアレンジぶりは結構好きでした
昔USJのイベントがあったときのスタッフの制服は安っぽかったな~
映画では軍服カッコイイ!と見てて思ってました

以下キャストとキャラクターについて
エドワード・エルリック
最初はコスプレ・・・違和感しかなかったんですけど
終盤にはなれたかな?
山田君の演技は微妙なところと案外良いかもってところと混在してました
映画版はコミカルなシーンが少なくシリアス大目で少し原作よりもアニメ1期の性格にちかく感じましたね
最後賢者の石を使わなかった場面は原作では色々と積み重ねがあったんですけど
映画はかなりはしょっているので何で使わないかが唐突に感じてしまったのは残念
アルに対する想いが一番描写されていたと思います

アルフォンス・エルリック
やはりアニメでの釘宮さんの声の印象がとても強いのでどうかと思ってたんですが
案外良かったです
ものの数分で慣れました
実写ということを考えたらああいう声でバランス的にも良かったと思います
ニーナとのやりとりとかほのぼのする場面が多かったかな?
ただ兄弟喧嘩原因の部分の偽者の記憶についてはちょっと強引な展開でしたね
もっとアルのアクションはCGだからこそのハッタリきいたものが見たかったなー

ウィンリィ・ロックベル
原作ではエルリック兄弟の帰るべき場所であり、基本的に戦闘場面や本筋にはあまり関わらないんですよね
しかし映画では関わりまくりで危ないとこもエドにどんどこついていきます
エドも危ないからまってろとか一言ぐらい言わないのかと・・・
案の定最後はお約束の人質になってるし
あとオートメール技師としての描写も映画ではかなり弱いですね
原作ではしっかりと手に職をもったヒロインなんですけどね・・・
なので本来のキャラとはちょっとずれてきてる感じでした
まぁでも思ったほど悪くはなかったかな?演技にはもうあまり期待はしてなかったし

ロイ・マスタング大佐
ただのイケメン軍人でした
原作のロイはカッコよいんだけど女性をデートに誘いまくってたり、炎の錬金術師だけど雨の日は無能だったり
結構三枚目でおちゃめで面白いキャラでもあるんですよね
でも映画はひたすらシリアスで厳しいキャラクターでした
なので違和感はありましたね、ビジュアルは良かったんですがうーん
あとハボック他の東方司令部のメンバーはまったく出てこないので一人だし孤高感が増してました
ヒューズも原作では描写があって戦友で親友なのですが、映画だと腹の探り合ってる同期程度にしか見えず
終盤ヒューズの敵討ちに燃えてるのにかなり違和感がありました

リザ・ホークアイ中尉
原作だと大佐の側近としてかなり目立つキャラなんですが
映画だとモブっぽい感じでしたね
セリフもほとんどなかったし・・・終盤は出番も多かったけどキャラに対する説明はほぼなしでした
あと原作は芯のある女性で大佐とのやりとりも良かったりするんですが
映画ではそういったものも全然ありませんでしたね

マース・ヒューズ中佐
かなり原作のイメージに近かったですね
人当たりが良くてだれとでも打ち解ける
愛妻家で家族を大切にしている
キャラもほとんどブレがなかったと思います
ただやたらエドに友達連呼していたり、大佐に対して含みのある物言いをしていたり
他のキャラとの関係性の描写はちょっと気になったかな?

ショウ・タッカー
悪くはなかったけど大泉洋でした
あとニーナの子が声が可愛くてアニメ2期に近い印象でしたね
中盤の原作どおりな部分は良かったんですが
後半はただの馬鹿なマッドサイエンティストもどきになっちゃったのは残念でした
話をまとめるために変なキャラにされてしまった感が・・・
そしてあの後原作とは違ってスカーに殺されなかったキメラのニーナとアレキサンダーはどうなったのだろうかと気になってしまった

ラスト
完璧でした
ビジュアル、演技、雰囲気含めてまさにラストといえましたね
この映画で一番原作の雰囲気を壊さず実写化できたのはラストだと思います
ただ、最後のラストバトルはもう少しどうにかなー
迫力あるものにして欲しかったです
あと賢者の石の扱いも原作と設定を変えちゃったんですよね・・・

エンヴィー
まぁまぁ雰囲気は出ていたんじゃないでしょうか?
ただ腹筋については気になってしまいました
原作のエンヴィーって細マッチョで腹も引き締まってたからそこが気になって・・・
個人的には真の姿バージョンも見てみたかったかも
最後が間抜けな感じだったのはちょっと残念

グラトニー
ヴィジュアル的には全然違和感なかったですね
演技も悪くはなかったと思うけど・・・どうしても内山くんだなーと思ってしまう
ただひたすら食べてましたが最初からお腹のアレを見せまくってたのは気になりました

ハクロ将軍
ビジュアル的には全然違いますよね
原作はもっと背もあって体格が良い印象でした
性格も違ったし、勘違いしてるおろかものって部分しか共通してない感じです
話をまとめるために無理やりラスボスにされた感があってちょっと可哀想でした

あとは話をまとめるためにスカーやアームストロング少佐、大総統、東方司令部等色々なキャラがカットされてますね
まぁさすがにスカーまでいれたら話が今以上にまとまらないので仕方ないとは思いますけど


あと冒頭はエドとアルの人体練成から始まるのですが
これがちょっと導入としてはかなりイマイチでした
ユウキとかタクヤとか呼んでそうな金髪にした日本人の少年がアルやエドって呼び合ってるのにかなり違和感がありました
そして多分子どもの足や腕がなくなったり身体を持っていかれる描写って規制的に無理だったんでしょうね
エドのシーンは無理やり山田君が夢の中でやってたし
アルにいたっては家ごとどこかに飛ばされていきましたww
ツイスターかよw持っていかれたんじゃなくて板に乗って飛んでったんじゃwwと思わず思ってしまう描写でした

まぁなんにせよ
鋼の錬金術師の実写映画化としてはやはりうーんと思ってしまう映画だったかな
もちろんある程度のよい部分もあるし、思ったほど酷い出来ではなかったですけどね
終盤の展開はもう少し何とかできた気がします

あと特典の0巻ですが
エドが国家錬金術師になった直後とタッカーさんについて
ちょっとした小話でクスっとわらえるような感じでした
(でもアームストロングもグランも映画に出てきてないから原作知らないと分からない)

個人的には今回の映画化で全国で原画展が開かれたことが良かったなと思いますw



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theme : 映画感想
genre : 映画

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劇場鑑賞「鋼の錬金術師」

賢者の石とは… 詳細レビューはφ(.. ) https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201712010001/ 映画ノベライズ「鋼の錬金術師」 [ 新泉司 ]

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藍依

Author:藍依
アニメを見たり語ったりすることが大好きです。
社会人になってからはなかなか忙しく更新もゆっくりですが、マイペースに続けていけたらと思います。
アニメや映画や漫画や本など、自分が見たり読んだりしたものの感想を書いていきたいと思います。

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