2010.10.18
悪人
さて、深津さんが賞をもらったことで注目された作品です。
私自身みてみたいな~と思っていたんですがやっとみることが出来ました。
監督はフラガールの李相日さんですね。
あらすじ
若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一(妻夫木聡)が真犯人として浮上してくる。しかし、祐一はたまたま出会った光代(深津絵里)を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹(ひ)かれ合うようになり……。
物語としては重めで救いのないお話でした。
また、複数の登場人物が描写されていくので興味深かったですね。
被害者遺族、被害者の関係者、加害者家族、そして加害者側と多くの視点があり、それを映画としてまとめていたのは面白かったです。
ただ、もともと長編な原作なためか所々削ってるんじゃないかなと思う部分がありました。
特に主役の祐一と光代の関係はわかるけど出会ってから逃亡までが早すぎるように感じちゃいました。
2人の絆を描くのであれば出会いから逃亡や彼らの背景などもう少し丁寧に描いてほしかったかな。
あの描写からだいたい想像はできるけどどうにもしっくりこなかった。
まぁ上映時間の問題もあって難しそうですけど。
だからこそ後半の彼らの色々な行動にノリきれずに冷めた目線になってしまった部分はある。
なんというか2人の世界になりすぎてしまっているというか。
タイトルも悪人ですが、切り口としては目新しさはなかったですね。
祐一にも事情があって人を殺してしまった云々は作中で色々と言われてましたし、主役2人の逃亡劇に関してはちょっと残念だったかな。
一番大切な部分かもしれないんですけど。
ただ、加害者家族や被害者遺族の描写は面白かったですね。
被害者の父親や母親のやりとりなんかも良かったし。
ただ、父親が大学生に殴りに行く経緯がハブかれたっぽくて、本当の犯人のことをどう思っているのか描写がなかったのは残念。
最後も光代とやり取りはないままでしたからね。
あと大学生の彼の友人には一発殴って何か言ってほしかったな。
物壊すだけじゃなくて・・・・・。
(そこも原作には描写があってカットされたのかな?)
役者としては特に樹木希林さんのお婆さん役は凄い良かったですね。
本当に近くにいそうな姿で色々と切なかったです。
バスの運転手さんとのやり取りが良かったな。
満島ひかりさんもこの映画で初めて知ってたんですが良い感じのウザさでした。
役者さんはこの映画とても良かったと思います。
妻夫木くんはちょっとこの役柄青年にしてカッコよすぎるかもしれないけど、まぁ雰囲気としてはよく出てたんじゃないでしょうか
最後の光代の首を絞める前の表情が個人的には好きでした。
なんというかみた後思ったほど暗い気持ちや鬱々とした気分にはならなかったのでそれは意外だったかな。
私自身みてみたいな~と思っていたんですがやっとみることが出来ました。
監督はフラガールの李相日さんですね。
あらすじ
若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一(妻夫木聡)が真犯人として浮上してくる。しかし、祐一はたまたま出会った光代(深津絵里)を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹(ひ)かれ合うようになり……。
物語としては重めで救いのないお話でした。
また、複数の登場人物が描写されていくので興味深かったですね。
被害者遺族、被害者の関係者、加害者家族、そして加害者側と多くの視点があり、それを映画としてまとめていたのは面白かったです。
ただ、もともと長編な原作なためか所々削ってるんじゃないかなと思う部分がありました。
特に主役の祐一と光代の関係はわかるけど出会ってから逃亡までが早すぎるように感じちゃいました。
2人の絆を描くのであれば出会いから逃亡や彼らの背景などもう少し丁寧に描いてほしかったかな。
あの描写からだいたい想像はできるけどどうにもしっくりこなかった。
まぁ上映時間の問題もあって難しそうですけど。
だからこそ後半の彼らの色々な行動にノリきれずに冷めた目線になってしまった部分はある。
なんというか2人の世界になりすぎてしまっているというか。
タイトルも悪人ですが、切り口としては目新しさはなかったですね。
祐一にも事情があって人を殺してしまった云々は作中で色々と言われてましたし、主役2人の逃亡劇に関してはちょっと残念だったかな。
一番大切な部分かもしれないんですけど。
ただ、加害者家族や被害者遺族の描写は面白かったですね。
被害者の父親や母親のやりとりなんかも良かったし。
ただ、父親が大学生に殴りに行く経緯がハブかれたっぽくて、本当の犯人のことをどう思っているのか描写がなかったのは残念。
最後も光代とやり取りはないままでしたからね。
あと大学生の彼の友人には一発殴って何か言ってほしかったな。
物壊すだけじゃなくて・・・・・。
(そこも原作には描写があってカットされたのかな?)
役者としては特に樹木希林さんのお婆さん役は凄い良かったですね。
本当に近くにいそうな姿で色々と切なかったです。
バスの運転手さんとのやり取りが良かったな。
満島ひかりさんもこの映画で初めて知ってたんですが良い感じのウザさでした。
役者さんはこの映画とても良かったと思います。
妻夫木くんはちょっとこの役柄青年にしてカッコよすぎるかもしれないけど、まぁ雰囲気としてはよく出てたんじゃないでしょうか
最後の光代の首を絞める前の表情が個人的には好きでした。
なんというかみた後思ったほど暗い気持ちや鬱々とした気分にはならなかったのでそれは意外だったかな。
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